「機動武将まじかる☆呂布リン!」
第1話 『わたしがぶしょう!?(仮)』 (第三準備稿)
第1回登場人物
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呂布奉先
呂布の父
呂布の母
呂布の兄
呂布の姉
赤兎馬
[凡例]
配役名:台詞
(場面解説)
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サブタイトル表示
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シーン1 呂布の自室
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(窓から朝日がさしこむ呂布の寝室。本人はベッドの中で寝ている)
(部屋の中にはかわいい武器や防具が並べてある)
呂布:ん・・・?
(薄目を開けて枕元の目覚まし時計に手を伸ばす)
(時計の文字盤をみて仰天する)
呂布:え〜!?もうこんな時間!?
(慌ててベッドから跳ね起きてドタバタと着替えを開始)
(着替えはカメラフレームの外で行い、直接視聴者には見せない)
↑※放送局の許可が出ていないので重要です!
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シーン2 居間の食卓
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(呂布は鞄をもって居間に入る)
(先に呂布の家族が朝食を摂っている)
(兄、は呂布を見て)
兄:朝から騒がしいな。
(意地の悪い笑いを浮かべながら)
兄:おまえみたいなのを猪武者って言うんだぜ?
(呂布は憤慨して頬を膨らませる)
呂布:私、猪武者じゃないもん!
(横をプイッと向いて怒りの表現。壁かけ時計が視界に入る)
(壁かけ時計のアップ。時間は8時30分過ぎ)
呂布:いっけない!こんな事してる場合じゃない!
(居間から駆け出そうとする)
姉:ほーちゃん、朝ご飯はどうするの?
(呂布、一旦食卓まで引き返す)
呂布:走りながら食べるよ!
(今度はトーストを掴んで走り出す)
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シーン3 武将小学校への通学路
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呂布:行ってきま〜す!
(自宅玄関から飛び出す呂布)
呂布:ああ〜もう!遅刻しちゃう〜!
(トーストをかじりながら走る)
呂布:仕方ない、今日は近道の裏山を通って行こう!
(走りながらふと前方の空を見る呂布)
呂布:あれ、何だろう?
(空には赤い流れ星のようなものがある。流れ星、裏山の方へ落ちていく)
呂布:裏山に落ちたみたい・・・
呂布:と、とにかく行かなきゃ!遅刻しちゃう!
(呂布は裏山へと走って行く。カメラはフェードアウト)
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シーン4 裏山
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(林の中の細い道を走る呂布)
呂布:はぁはぁはぁ
(走り詰めで息が荒い)
呂布:もうすぐ学校・・・何とか間に合いそう
(道の真ん中に小さなクレーターが出来ている)
(クレーターからは白い煙が一筋あがっている)
(呂布はクレーターの前で急停止)
呂布:な、なに!?これ!?
(中心をじっと見る呂布)
(するとクレーターのそこには何やら赤いものが)
(赤いものがモゾモゾ動く)
呂布:何かいるの・・・?
(赤兎は上半身が地面に埋まっている)
(後ろ足と尻尾をバタつかせる)
赤兎:た・・・
呂布:ひっ!
(呂布は驚きの余り半ベソ)
赤兎:た・・た・・
呂布:ひっ!
赤兎:た〜す〜け〜て〜
(呂布、半ベソのまま)
呂布:だ、だ、誰か、い、い、居るの?
赤兎:こ〜こ〜に〜い〜る〜わ〜
呂布:ひっ!
赤兎:た〜す〜け〜て〜
呂布:えっ、あ、あの
赤兎:ひっ〜ぱっ〜て〜
(呂布、おそるおそる近づく)
呂布:あ、あの、ひ、引っ張るよ?
(赤兎の後ろ足を掴む)
赤兎:お〜ね〜が〜い〜
呂布:えと、じゃあ行くよ!
呂布:えいっ!
(スポンッ!と音がして赤兎は地面から引き抜かれる)
(呂布は引っ張った勢いで尻餅をつく)
呂布:きゃっ!
(痛みで目を閉じる。涙目)
(尻をさすりながら)
呂布:あいたたた・・・
(呂布が目を上げると赤兎が目の前に居る)
赤兎:どうもありがとう。助かったわ
赤兎:あのままず〜っと動けなかったらどうしようと思ったわ
呂布:え、あの、あなた誰・・・?
赤兎:あ、あら、ごめんなさい。あたしったら
(赤兎、エヘンと咳払い)
赤兎:えー、あたしは
呂布:きゃあ〜!
(呂布が急に立ちあがる)
(左手首の腕時計を見ている)
赤兎:ど、どうしたの!?
呂布:遅刻しちゃう〜!
赤兎:え?ええ?
呂布:私、もう行かなきゃ!
呂布:じゃあね!ええっとその・・・
赤兎:あたしは赤兎
呂布:じゃあね!せきとちゃん!
(呂布、一目散に走り出す)
赤兎:あなたの名前も教えて!
(呂布は去りつつ叫ぶ)
呂布:私は呂布奉先・・・
(音声フェードアウト)
(赤兎は遠くなっていく呂布を見ている)
(意味深に呟く)
赤兎:まさか、もしかして
赤兎:あの子が・・・そうなの・・・?
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アイキャッチ
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