「機動武将まじかる☆呂布リン!」
          第3回 『ほうてんがげきのとっくんだ!(仮)』Bパート
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          アイキャッチ明け
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          シーン1 自宅(玄関内側〜廊下)
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          (呂布が自宅玄関の扉を開け中に入る)
          呂布:ただいま〜
          呂布の姉:あ、おかえりなさい
          呂布:あれ、おにいちゃんは?
          呂布の姉:んー、まだ帰ってないわ 何か用事?
          呂布:ううん、なんでもないの
          呂布の姉:そう? ああ、それから
          呂布の姉:お父さんもお母さんも今夜は仕事で遅いって
          呂布:は〜い

          (呂布は廊下を歩きながら思い出す)
          呂布:(そういえば、朝、せきとちゃんが)
          呂布:(『今日は裏山で特訓よ!』っていってたけど)
          呂布:(なにをするのかなあ)

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          シーン2 自宅(呂布の自室)
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          (呂布は扉を開けて部屋に入ってくる)
          (部屋の様子をうかがいながら小さな声で言う)
          呂布:ただいま〜・・・?

          (赤兎が小さく応える)
          赤兎:おかえりなさい

          (呂布、鞄を置いて着替え始める)
          (ゴソゴソと衣擦れの音がする)
          (着替えながら呂布は喋る)
          呂布:ねえ、赤兎ちゃん 裏山でなにするの?
          赤兎:特訓よ
          呂布:そうじゃなくて そのないようが気になるの
          赤兎:方天画戟の使い方
          呂布:ふぇ? わたし使えたよ?
          赤兎:アレはたまたまほーちゃんの武力に戟が反応しただけよ
          呂布:あれじゃだめなの?
          赤兎:ちゃんとした使い方を練習しないと、ね
          呂布:ふぅーん?


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          シーン3 裏山
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          (呂布と赤兎が裏山の中で向き合って立っている)
          (呂布は両手で戟を握っている)
          呂布:で、わたしはどうすればいいの?
          赤兎:まずは戟の持ち運び方から始めるわね
          呂布:手で持てばいいんじゃないの?
          赤兎:でもそれだと普段が大変でしょ?
          呂布:えっ これっていつも持ってなきゃいけないの!?

          (赤兎は大きく頷く)
          赤兎:もちろん いつ必要になるかわからないでしょ?
          呂布:でも、わたしの背とおんなじくらいの長さだよ
          赤兎:大丈夫よ ほーちゃん、心の中で「小さくなれ」って念じてみて
          呂布:う、うん・・・わかった

          (呂布は目を閉じて意識を集中させる)
          呂布:(ちいさく、ちいさくなって・・・)
          赤兎:・・・
          呂布:(ちいさく・・・)

          (激が輝きを放ちながら徐々に縮んでいく)
          (呂布、思わず目を開ける)
          呂布:あっ ああっ!
          赤兎:よしっ

          (戟は鉛筆ほどの大きさに)
          (呂布は指先で小さくなった戟を持ち色んな角度から見ている)
          呂布:す、すごいね
          赤兎:その大きさなら持ち歩きもできるでしょ?
          呂布:うん
          赤兎:今度は元の大きさに戻してみましょ 「大きくなれ」って念じて
          呂布:うんっ!


          (呂布はまた目を閉じて集中する)
          呂布:(こんどはおおきくなって・・・)

          (先程よりも素早く戟は反応する)
          (光りながら元のサイズへ)

          (呂布、薄目を開けて戟の様子を伺う)
          (元の大きさになった戟を見て驚く)
          呂布:わわっ
          (慌てて両手で戟を支える)

          赤兎:やった!うまくいった!こんなに早くできるなんて!
          呂布:あの、赤兎ちゃん?
          赤兎:なに?
          呂布:こんなにかんたんに大きくしたり小さくできるなら
          呂布:なんでもっと早くおしえてくれなかったの?
          赤兎:・・・実は、ほーちゃんが”伸縮の術”を
          赤兎:こんなに早く使えるようになるとは思ってなかったから

          呂布:そっか・・・これって”しんしゅくのじゅつ”っていうのね・・・
          (呂布は戟を数回小さくしたり大きくしたりして術の感触を確かめる)
          (呂布は感心したように小さくした戟を改めて眺める)

          赤兎:ほーちゃんが術を覚えるまでには
          赤兎:少なくとも4週間はかかると覚悟してたのに
          呂布:そうなの?
          赤兎:うん・・・

          (赤兎は真剣な表情になって黙り込む)
          赤兎:(この術は武力が高い者ほど術の修得も早いし、)
          赤兎:(実際に効果が出るまでの)
          呂布:赤兎ちゃん、つぎはなにをすればいいの?
          赤兎:(速度も増すけど、まさかこれほどとは・・・)
          呂布:ねえ、赤兎ちゃん?
          赤兎:(ある程度は高いだろうと予想はしてたけど)
          赤兎:(ひょっとするとこの子の武力は85、いえ90を超えるかも・・・!)

          呂布:赤兎ちゃんってば
          (赤兎、我に返る)
          赤兎:え?あ、ああ、なに?
          呂布:どうしたの?黙り込んじゃって
          赤兎:ごめんなさい それで何の話だっけ?
          呂布:つぎはどうしたらいいの?
          赤兎:次はね、気配を感じ取るの 意識を集中して
          呂布:うん
          (呂布は小さくなった戟をポケットにしまう)
          (呂布、また目を閉じる)
          呂布:・・・・・・
          赤兎:どう?

          (呂布は目を閉じたまま)
          呂布:うーん よくわからないょ
          赤兎:何も感じない?
          呂布:・・・すぐちかく、赤兎ちゃんがいる そんなかんじかな
          赤兎:他には
          呂布:えと・・・まわりに木が・・・
          赤兎:続けて
          呂布:あ、いまわたしの後ろの木、枝になにかきたよ

          (赤兎、呂布の背後に立っている木を確認)
          (確かに鳥が一羽舞い下りて枝にとまる)
          赤兎・・・
          呂布:この感じ・・・鳥さん・・・かな?
          赤兎:(すごいわ! ほーちゃん!)
          赤兎(こんな短い時間でここまでできるなんて!)

          (赤兎は期待に満ちた目で呂布を見ている)
          (呂布は目を閉じたまま後を続ける)
          呂布:あとは・・・なにかな
          赤兎:まだ何か感じるの?
          呂布:うん・・・黒っぽい・・・
          呂布:ちくちくした、とがったかんじ・・・
          赤兎:え!
          呂布:あとは・・・木のかげに
          (突如、赤兎は呂布の手を取って走り出す)
          赤兎:まずい!ほーちゃん、逃げるわよ!
          呂布:ふええ なに どうしたの
          赤兎:何者かが、味方じゃない何者かが近づいてるの!

          (呂布と赤兎の数メートル前に、突如立ちはだかるように何者かが飛び出す)
          (赤兎、驚愕する)
          赤兎:李粛っ!
          李粛:ひさしぶりだな 赤兎馬

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          第3話終了
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